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周術期心筋障害ハイリスク患者診断プロトコールに関する単施設後ろ向き観察研究

患者の皆様へ

令和3年9月17日
麻酔・疼痛・緩和医療科

現在、麻酔・疼痛・緩和医療科では、「周術期心筋障害」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究では2021年4月13日から5月14日までの間の肝胆膵外科、食道胃腸外科、整形外科、歯科口腔外科の待機的全身麻酔手術を受けた周術期心筋障害ハイリスク患者の診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名

「周術期心筋障害ハイリスク患者診断プロトコールに関する単施設後ろ向き観察研究」

2.研究の意義・目的

周術期の心筋障害に関するプロトコールを作成し、プロトコール実施状況や術後心筋障害の程度とその術後合併症への影響を調査します。
具体的には、周術期心筋障害が出現した方としなかった患者様で術後合併症の発生率の違い、心筋障害の程度と合併症の関連、術中因子と周術期心筋障害の関連を調査します。

3.研究の方法

2021年4月13日から5月14日までに肝胆膵外科、食道胃腸外科、整形外科、歯科口腔外科の待機的全身麻酔手術を受けた周術期心筋障害ハイリスク患者が対象となります。
ハイリスク患者とは、男性、心房細動、糖尿病、高血圧、心不全、冠動脈疾患、末梢血管疾患、腎機能低下、緊急手術の危険因子のうち3つ以上ある患者さまです。
カルテを調査し、身長、体重、病歴、合併症、血液検査値、画像所見、術後の経過を確認します。得られた研究結果は学会や論文で発表します。発表の際には個人情報の保護に細心の配慮を行います。

4.個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院麻酔科学研究室の鍵のかかる保管庫で保管します。

5.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。

文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関 :千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和医療科
本件のお問合せ先:医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科
         医師 山地 芳弘
         043(222)7171 内線71213