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帝王切開の術後鎮痛における硬膜外麻酔の必要性に関する後ろ向き研究

(1)研究の目的および意義

当院では、帝王切開術後に他の開腹手術同様に硬膜外カテーテル挿入による疼痛コントロールをおこなっています。しかし、硬膜外穿刺、カテーテル挿入に伴う合併症などのリスクも存在することから、その有用性について調査をする必要があると考え後方視的に過去の症例の調査を行いました。

(2)研究の方法

本研究は後ろ向きに麻酔記録およびカルテを用いて、当院で帝王切開手術をうけた症例を調査しました。研究対象は2018年2月20日から2018年6月1日までに当院の周産期・母性科の手術を受けられた患者様です。
本研究は、患者様の治療には全く影響はなく、通常診療の中で行われます。

(3)個人情報の取扱いについて

あなたから提供された診療情報などのこの研究に関するデータは、個人を特定できない形式に記号化した番号により管理されますので、あなたの個人情報が外部に漏れることは一切ありません。
この研究から得られた結果が、学会や医学雑誌などで公表されることはあります。このような場合にも、あなたのお名前など個人情報に関することが外部に漏れることは一切ありません。なお、この研究で得られたデータは、研究終了後10年後にはすべて廃棄いたします。その際も、個人情報が外部に漏れないよう十分配慮いたします。

(4)検査結果報告以外の研究成果に関する権利を放棄すること

この研究の結果として特許権などの知的財産権が生じることがありますが、あなたはこれらについて権利があるとは言えません。

(5)当該臨床研究に係る資金源、起こり得る利害の衝突及び研究者等の関連組織との関わり

この研究は、千葉大学大学院医学研究院麻酔科学の診療科経費を用いて実施され、利益相反はありません。また、研究実施計画は千葉大学大学院医学研究院利益相反審査委員会と倫理審査委員会で審査と承認を受けています。
ご参加いただくにあたって、あなたの費用負担が通常の診療より増えることはありません。また、ご参加いただくにあたっての負担軽減費などのお支払いもありません。

最後に、この研究に関して、研究計画や研究方法に関係する資料をお知りになりたい場合は、他の患者様の個人情報や研究全体の目的や進行に支障となること以外はお知らせすることができます。いずれの場合も麻酔担当医師にお申し出ください。
またこの研究に参加を希望されない場合は以下の連絡先にご連絡をお願いいたします。

千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛緩和医療科  研究代表者  田口奈津子
連絡先:043-222-7171(代表)