情報公開文書

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新型コロナウイルス感染後の外科治療の至適時期を調査する国際的多施設共同前向きコホート研究(CovidSurg-Week)

患者の皆様へ

令和2年10月8日
麻酔・疼痛・緩和医療科

現在、麻酔・疼痛・緩和医療科では、「新型コロナウイルスの手術への影響」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究では2020年10月に手術を受けられる患者様の診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名

「新型コロナウイルス感染後の外科治療の至適時期を調査する国際的多施設共同前向きコホート研究(CovidSurg-Week)」

2.研究の意義・目的

「予め行われた研究のCovidSurg Cohortにおいて、新型コロナウイルス感染症は手術前後の死亡リスクと関連があることが示されました。またその影響は新型コロナウイルス感染症罹患後数週間以上経過していた症例においても見られ、本研究では新型コロナウイルス罹患後の適切な手術のタイミングを調査することを目的とします。
これまで行われてきた新型コロナウイルス研究とは異なり、CovidSurg Week研究は、新型コロナウイルスと診断されていない患も比較群として、手術を受けたすべての患者(選択的/緊急)に関するデータを収集いたします。」

3.研究の方法

電子カルテ上の情報と術後1か月後の聞き取り調査。
およびその情報のWebで統括施設のデータバンクへの電子登録。

4.個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院麻酔科研究室の鍵のかかる保管庫で保管します。

5.外部への試料・情報の提供

データセンターへのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当院の研究責任者が保管・管理します。情報を研究事務局が管理する電子登録システムに登録します。

6.研究組織

【研究統括部署】
NIHR(国立衛生研究所)
先端医療国際外科施設-ヘリテイジ・ビルディング-メンデルソン・ウェイ
イギリス・バーミンガム・B15 2TH
NIHR Global Health Research Unit on Global Surgery Institute of Translational Medicine Heritage Building Mindelsohn Way Birmingham, B15 2TH, UK
【研究代表者】
研究組織の代表者として研究を統括し,本研究の実施上の責任を担う。
国立衛生研究所 大腸外科 臨床教授 アニール・バング
Mr Aneel Bhangu
NIHR Clinician Scientist and Consultant Colorectal Surgeon
+447789770619
【研究事務局】
本研究の運営に関わる諸業務を行う。研究代表責任者の支援,全体管理の責任を有する。
計画責任者ソーヒニ・チャクラボーティ
Dr Sohini Chakrabortee
    Programme Manager
    +447717665017
(www.globalsurgery/covidsurg.org.)


【日本における代表施設での実施体制】
【研究責任者】
関西医科大学附属病院 外科・教授   里井 壯平
【研究分担者】
関西医科大学附属病院 外科・講師  山本智久
関西医科大学附属病院 外科・助教  橋本大輔
関西医科大学総合医療センター 外科・病院教授 北出浩章
《連絡先》
〒573-1191 枚方市新町2丁目3番1号
外科医局 072-804-0101(内線)56131

7.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。

文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関 :千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和医療科
本件のお問合せ先:医学部附属病院 麻酔科
         医師 石橋克彦
         043(222)7171 内線72342

研究代表機関:関西医科大学附属病院
研究代表者:外科・教授 里井壯平