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病院のご紹介

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千葉大学病院ビジョン2040

少子高齢化が進み現役世代が急減する2040年に向けて、時代や社会情勢が変わっても千葉大学病院がその理念と基本方針のもと、地域から求められる役割を果たせるよう、揺るぎない「拠りどころ」となる「千葉大学医学部附属病院ビジョン2040」を策定したい。そんな思いで2023年3月1日、「ビジョン2040懇談会」がスタートしました。

千葉大学病院ビジョン2040ステートメント

千葉大学病院は、一人ひとりが輝き、
お互いを尊重し、豊かな対話に基づく
開かれた大学病院を目指します。

千葉大学病院は、千葉県における
確固たる大学病院・教育研究機関として、
2040年へ向けた課題に挑みます。

私たちの社会はテクノロジーの進化によって、必要な情報を得ることができるようになりました。また、互いに支え合う「つながり」も進化し、多様な強みや価値観を持つ個人がお互いを尊重する文化への理解が深まっています。少子高齢化が進み現役世代が急減する2040年に向け、より良い社会を未来の千葉大学病院を担う世代へつなぐことは私たちの責任です。
千葉大学病院は、一人ひとりが自分らしく輝ける組織を中核的価値とし、互いを尊重し、豊かな対話に基づく開かれた大学病院を目指します。
千葉大学病院は、地域住民の健康を守り、信頼される大学病院・教育研究機関として、個人から地域、国際社会、地球環境の観点から貢献し、持続可能な社会を実現します。
これらを実現するために、「診療」「運営」「研究・開発」「教育・人材」について、次のことに取り組みます。

4つの取り組み

診療:質の高い医療を提供し続けます

千葉大学病院は、地域全ての人に質の高い医療を提供し続ける体制を格段に強化します。高度急性期・先進医療・希少疾患・小児医療・周産期医療・がん医療・生殖医療・ゲノム医療・高齢者医療・成人慢性期医療・感染症・予防医療等にも対応できる大学病院として、関連病院との連携を深めながら役割を明確化するとともに、地域住民の健康・医療・介護を地域で守るためのネットワークの構築に挑みます。

運営:職員が自らの強みを発揮できる全員参加型の病院運営をします

千葉大学病院は、その核心的価値が、性別や年齢、人種、障がい等の背景に依らない、職員一人ひとりの多様性によって構成されていると確信しています。
千葉大学病院は、未来の最先端医療を担う人材・病院・地域の特色を活かし、健康で明るい未来をともに目指します。
この目標を実現するために、千葉大学病院の将来像を職員が共有し、時代の変化に対応する革新的な取り組みを組織的に推進します。
特にテクノロジーを活用するための基本方針を策定し、業務プロセスを変革し続けることで、職員が自らの強みを発揮できる全員参加型の病院運営組織をつくります。

研究・開発:地域住民から信頼される研究機関を目指します

千葉大学病院は、臨床医学研究および産学官民連携の拠点となり、その成果を地域医療へ還元することで、地域住民から信頼される研究機関となることを目指します。
千葉大学病院は、次代を担う若手研究者が研究活動を行いやすく、卓越した国際レベルの研究成果を上げて活躍できる環境づくりと、部局や産学官民との領域横断的な研究や社会実装の創発に取り組みます。
これらを達成するために、持続可能な研究支援体制と財務戦略を策定し、大学全体と連携した中長期計画を策定します。

教育・人材:未来の医療を築く強固な教育・人材拠点づくりに挑戦します

千葉大学病院は、全ての職員が健康であるとともに、一人ひとりの自己実現や幸せと、豊かな対話に基づく健全な病院運営が両立できる病院を目指します。
千葉大学病院は、職員が仕事を通じて充実感を得ることができる環境づくりに留まらず、職員が多様なキャリアを選択し、積み重ね、学びを継続できる人的ネットワークをつくり、組織全体を活性化させ、未来の医療を築く強固な拠点づくりに挑戦します。