千葉で起きている保健医療に関する課題は、日本全体の問題であり、医療従事者一人ひとりの働き方・生き方の問題、そしてその地域に住んでいる人々の問題でもあります。次世代医療構想センターでは、2025年以降の人口構成や疾病構造の大きな変化を見据え、3つの方針で研究開発と事業を展開し、安定した地域の保健医療の提供と研究開発の推進を目指します。 【方針1:研究開発から課題解決へ】 質が高く持続可能な保健医療を次世代に引き継ぐために、 日本の保健医療の課題をデータと実態に沿って明らかにし、その解決のための方策を開発、さらには自ら実行します。 【方針2:千葉をモデルに全国各地に展開】 千葉を1つのモデルとして、日本全体・都道府県・市町村それぞれの視座を持ちながら、別の地域でも適用可能な手法を実践します。 【方針3:多くの主体ともに研究開発と実践】 国や自治体・企業・医療機関・その他の法人と密に連携し、多くの主体とともに共同して研究開発と課題解決を遂行します。
保健医療を取り巻く課題は複雑であり、単一のアプローチだけでは解決できません。 そこで次世代医療構想センターは医療政策・医療情報・地域保健・予防医学・看護学・臨床医学などの多彩な経験と専門性を持ち、かつ意欲あるメンバーにより構成されています。
次世代医療構想センターは2019年より活動を開始しこれまで多様な成果を残しました。 2024年現在も複数の研究開発と事業を同時並行して展開しています。
当センターは2019年に開設した新しい研究組織です。千葉をモデルとし、地域の保健医療の課題に対し医療政策、医療情報などの手法を用いた解決を目指して活動しています。 そのためには、⼤学病院、地域の医療機関、県内の自治体、地域住民が協働し、地域の保健医療の安定した提供を⽬指してゆきます。多彩な専門性を持ったスタッフで前進してゆきますので、当センターの活動にご注目頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
生物統計学の深い専門知識を駆使し、地域保健医療の課題に対する研究活動を一層推進していきます。データ駆動型のアプローチから、地域特有の健康課題を綿密に把握し、科学的根拠に基づく解決策を導き出します。これにより、医療の質の顕著な向上を実現し、より効果的な医療政策の策定に寄与していきます。
保健医療データ解析により見える化される医療供給の現実と、実際の医療現場の汗まみれの現実。ベクトルの異方性が注目されがちですが、どちらも目指すところは次の世代のための地域医療供給体制の確立です。働き方改革の強風の中、両者の間に架かる吊り橋のごとく、次世代医療構想センターの多様性のワンピースとして微力を注いでまいりたいと思います。
現在、医療には多くの解決すべき課題があります。それらを解決するためにはデータ分析とそれに基づく実践が重要だと考えます。私は今まで腎臓内科、在宅医療と臨床の領域でしたが、その経験も生かして千葉の医療に貢献できたらと考えております。どうぞよろしくお願い致します。
大規模レセプトデータを活用した疫学研究に取り組んでいます。皮膚科の臨床医の視点を活かし、経験豊富な当センターの職員と共同して、臨床現場にフィードバックできる研究を目指しています。
住所:〒260-0856 千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-15 千葉大学亥鼻キャンパス内 亥鼻イノベーションプラザ310号室 電話番号:043-222-7171