センター概要
千葉県 脳卒中・心臓病等総合支援センター 概要
千葉県では、高齢化の進行とともに、生活習慣病に起因する脳卒中や心臓病が、県民の命や生活の質に大きな影響を与えています。
令和6年(2024年・概数)の千葉県人口動態統計によると、年間死亡者数は75,057人。このうち、心疾患は11,310人(15.1%)で死因の第2位、脳卒中は4,839人(6.4%)を占めています。前年もほぼ同水準で推移しており、循環器病が継続的に県民の主要な死亡原因となっていることが分かります。
全国と比較すると、心疾患の死亡割合は千葉県の方が高く(千葉15.1% > 全国14.1%)、脳卒中は全国と同程度の水準です。また、高齢化の影響を補正した「年齢調整死亡率(2020年)」においても、心疾患は全国平均より高い傾向が見られ、千葉県における重要な健康課題となっています。
千葉県の年齢調整死亡率と全国順位(人口10万対・2020年)
脳血管疾患(脳卒中)
- 男性:91.2(全国93.8)/全国27位
- 女性:55.5(全国56.4)/全国28位
心疾患
- 男性:200.2(全国190.1)/全国14位
- 女性:116.3(全国109.2)/全国16位
さらに、確定値(令和4年)では、循環器疾患全体が死亡原因の22.6%を占め、およそ5人に1人が循環器疾患で亡くなっています。加えて、脳卒中は要介護となる主な原因の一つでもあり、健康寿命の短縮にも大きく関係しています。
このような背景から、循環器疾患対策には、予防・早期発見・治療・リハビリ・生活支援を切れ目なくつなぐ体制が不可欠です。
千葉県 脳卒中・心臓病等総合支援センターでは、医療・介護・行政・地域が連携し、県民一人ひとりが安心して暮らし続けられる地域づくりをめざして、包括的な支援体制の構築を推進しています。
センター連携・支援体制

スタッフ紹介
センター長
小林 欣夫
循環器内科 教授
狭心症や心筋梗塞の患者さまに対する心臓カテーテル検査や経皮的冠動脈形成術(ステント治療)、外科治療を行っています。
また、閉塞性動脈硬化症など下肢の血管病に対するカテーテル治療にも取り組んでいます。
本センターでは、患者さんやご家族に寄り添いながら、多職種と連携した循環器疾患の医療と支援を行ってまいります。
副センター長
近藤 祐介
循環器内科 准教授、副診療科長
脈が乱れる病気である不整脈を中心とした心臓病の診療に携わっています。
本センターでは、各分野の専門性を生かしながら、患者さんとご家族に寄り添った医療と支援を行い、安心して相談できる体制づくりを進めてまいります。
濱田 洋通
小児科 小児病態学 教授
子どもの心臓病の予防や治療に携わっています。公開講座ではお子さん、お孫さんの心臓病にどのようなものがあるか、日常生活でどういった点に気をつけるべきか、お話しします。
樋口 佳則
脳神経外科 教授、科長
脳神経外科は脳卒中に対する外科治療,脳血管内治療を行っています。本センターでは、我々の専門性を生かし、多職種と連携しながら、患者さんとご家族に寄り添った高度な治療や支援を行ってまいります。
千葉県医療圏とセンターの構想

千葉医療圏
人口:973,121人
- 千葉市
東葛南部医療圏
人口:1,791,116人
- 市川市
- 船橋市
- 習志野市
- 八千代市
- 鎌ケ谷市
- 浦安市
東葛北部医療圏
人口:1,408,495人
- 松戸市
- 野田市
- 柏市
- 流山市
- 我孫子市
印旛医療圏
人口:730,294人
- 成田市
- 佐倉市
- 四街道市
- 八街市
- 印西市
- 白井市
- 富里市
- 印旛郡酒々井町
- 栄町
香取海匝医療圏
人口:270,162人
- 銚子市
- 旭市
- 匝瑳市
- 香取市
- 香取郡神崎町
- 多古町
- 東庄町
山武長生夷隅医療圏
人口:422,832人
- 茂原市
- 東金市
- 勝浦市
- 山武市
- いすみ市
- 大網白里市
- 山武郡九十九里町
- 芝山町
- 横芝光町
- 長生郡一宮町
- 睦沢町
- 長生村
- 白子町
- 長柄町
- 長南町
- 夷隅郡大多喜町
- 御宿町
安房医療圏
人口:123,349人
- 館山市
- 鴨川市
- 南房総市
- 安房郡鋸南町
君津医療圏
人口:327,217人
- 木更津市
- 君津市
- 富津市
- 袖ケ浦市
市原医療圏
人口:274,780人
- 市原市
※千葉県保健医療計画(令和6年度から令和11年度)より引用。
(または、千葉県保健医療計画(令和6年度から令和11年度)に基づいて作成しています。)
当センターでは、県内全域の皆さまを支援する体制づくりを進めています。
千葉県内に設定されている9つの医療圏ごとに、情報の集約や相談対応を担うサテライト機能としての基幹病院を、今後段階的に整備していくことを計画しています。