千葉大学脳神経外科

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当科の診療・研究の特徴
もくじ
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特殊な放射線治療
ガンマナイフ
  強度変調放射線療法(IMRT)
機能的脳神経外科 他
特殊な放射線治療 ガンマナイフ
千葉県循環器病センターにおけるガンマナイフ実績
千葉県循環器病センターガンマナイフ治療部
築地神経科クリニック・東京ガンマユニットセンター
芹澤 徹

ガンマナイフは、これまで全世界で30万人以上の治療実績がある頭部専用の放射線治療装置です。千葉県循環器病センターでは1998年1月からガンマナイフ治療を開始し、8年半で3300例・14000病変に対して治療を行い、良好な成績をおさめています。千葉県内はもとより東京を始め近県からの患者様をご紹介いただき、2005年度はおよそ600人の方が当センターで治療を受けられました(年間症例数・全国第三位)。現在世界で約250台、全国で約50台のガンマナイフが稼働しておりますが、千葉県内でガンマナイフが稼働しているのは当センターだけです。2003年には最新鋭モデルへのバージョンアップ(自動位置あわせ装置を有するモデルC-APS)を行い、2006年には治療棟の新設、治療計画専用のMRIを増設し、技術面のみならず環境整備を進めてきました。

ガンマナイフの原理

放射線の一種であるガンマ線を201か所から脳の病巣に集中的にあて、病巣を破壊します。
この原理は虫眼鏡で太陽光を集めて紙を灼くことに例えられます。病巣には極めて強い放射線があたりますが、周辺の正常の脳にあたる放射線は少なく抑えられます。一般に3cm以下の病巣がガンマナイフ治療の適応となります。

ガンマナイフ治療は、全身麻酔下で行われる通常の開頭手術や放射線治療に比べ、体への負担が少なく、かつ2泊3日という短期間の入院で治療が可能です。その上、副作用も少ないことが特徴です。入院費は保険適応であり、通常総額で約60万円です(3割負担ですと20万円弱のご負担となります)。

治療にはフレームを頭蓋骨にピンで固定して行います。フレーム装着の際、多少の不快感がありますが、当センターでは適切な鎮静・鎮痛剤を使用しますので、全身状態が良好であればほぼ無痛です(小児の方は全身麻酔下の治療が必要です)。このフレームを土台にして座標を決め、MRI・CT・脳血管撮影を用いて病変の広がりを3次元的に把握します。病変の形状に放射線があたる領域を一致するようコンピューターで治療計画を作成します。すべての準備が整いましたら、照射を行います。照射は寝ているだけで、まったく痛みはありません。時間は病巣の形状、大きさ、個数で異なりますが通常1-2時間程度です。照射が終了しましたら、フレームを外し1時間後には通常の日常生活が可能となります。日本では習慣的に翌日に退院としていますが、時間や状態が許せば治療当日の退院も可能です。

ガンマナイフ治療を受けるにあたって

ガンマナイフ治療はすべての脳の疾患に有効なわけではありません。病気の種類や大きさ、全身の状態、患者様が治療に何を期待するかで、ガンマナイフ治療の可否が決まります。治療を受けられるにあたり、原則として下記の手順をふんでください。

  1. 主治医と相談して必ず紹介状とフィルムをもって、ガンマナイフの初診外来を受診してください。ほぼ毎日診察しておりますが、受診日・時間につきましては、ガンマナイフ治療部の医療事務まで電話でご相談下さい。
  2. 外来でガンマナイフ治療の内容、治療効果、副作用などについてご説明し、治療の承諾がいただけましたら、治療予定日を決めます。
ガンマナイフ治療の適応疾患

以下の疾患に対し千葉県循環器病センターではガンマナイフの治療実績があります。
転移性脳腫瘍、脳動静脈奇形、聴神経腫瘍、髄膜腫、下垂体腺腫などの良性腫瘍、機能的疾患(三叉神経痛、パーキンソン病など、ただし機能的疾患は現在健康保険適応外で私費診療です)。
なかでも当センターでは転移性脳腫瘍に対し積極的に治療を行っています。適応は原則3cm以下の脳転移が数個以内ですが、ガンマナイフで治療可能であればご相談に応じます。

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