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診療科・部門

高齢者医療センター

診療体制

写真
横手 幸太郎 センター長
(教授)

高齢患者さんのQuality of Lifeを保つための医療を目指します

多くの疾患を抱え、複雑な治療状況にある高齢者を多職種・多診療部門が連携して包括的・横断的に評価し、老年医学的な観点から各担当医・医療職にフィードバックいたします。

高齢者医療センターは、2014年7月の新しい外来診療棟開院に合わせて運営を開始した新設部門です。院内紹介やスクリーニングにより対象患者さんを受け付け多職種による包括的評価として老年病専門医、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーがまず一次対応を行い、問題点を整理して必要な各診療科・部門に二次評価を依頼します。多職種カンファレンスを経て評価結果や対応策をまとめ、可能な介入を行うと共に各科担当医や多職種間で情報が共有・活用されるように周知いたします。

対象疾患

千葉大学病院の3診療科以上から処方を受けて継続的に受療し、計10薬剤以上を処方されている高齢入院患者さん(2017年4月現在)について、複数疾病の併存・治療状況および生活機能低下や老年症候群の程度などを評価いたします。

診療・研究内容

高齢者医療センター研修の様子

高齢患者さんにおいては複数の疾病、多くの薬剤使用、日常生活機能の低下、さらには在宅介護負担など、複雑な問題を有することが少なくありません。各専門科の併診からなる、いわゆる「臓器別」診療だけでは整理・対応が難しいこのような高齢患者さんに対して、当センターでは老年病専門医をはじめ看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど各医療職種による多面的な評価と問題整理を行います。具体的には高齢者総合的機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment:CGA)等により、認知機能、生活機能障害(老年症候群)、精神および社会状況などを併存疾患とともに包括的に評価し、そこで抽出された問題点に対してさらに協力診療科・部門による二次評価・対応をマネージメントします。
その後、当センターでの多職種カンファレンスで評価結果や対応策を協議し可能な介入を行うと共に、これらの情報を各担当(併診)診療科や関係医療職の間で共有し、当該患者さんの継続的な多職種連携診療に活用できるように各職種のアセスメントシートを用いてフィードバックします。このような取り組みにより、高齢患者さんが複数疾患を抱えながらも生活機能をできるだけ維持し、よりよいQuality of Lifeを実現できる医療を目指しています。
さらに現在、千葉大学病院の病棟に向けてポリファーマシー・フレイル回診を行っています。これは入院している高齢患者さんの中で、計10薬剤以上の多剤処方(=ポリファーマシー)の有無や高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬剤使用の有無、さらに身体機能が低下している(=フレイル)状態にある方の有無を調べ、病棟スタッフとその問題点を相談し共有することで、よりよい診療に結びつけようとするための活動です。この活動を通して、入院している高齢患者さんのより安全な医療の提供を目指しています。

実績(クリニカルインディケーター)

スタッフ一覧

氏名 役職・職位 専門分野 認定医・専門医等
横手 幸太郎 センター長、教授(糖尿病・代謝・内分泌内科 兼任) 糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症、老年医学、早老症 日本内科学会指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会専門医
日本老年医学会老年病専門医
日本内科学会指導医
日本糖尿病学会指導医
日本老年医学会指導医
石川 崇広 特任助教(糖尿病・代謝・内分泌内科 兼任) 糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症、老年医学、早老症 日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会専門医
日本老年医学会老年病専門医
小林 一貴 客員准教授(地域災害医療学寄附講座 兼任) 糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症、老年医学、早老症 日本内科学会指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医
日本老年医学会老年病専門医
村山 紀子 看護師 老年看護学  
新井 さやか 薬剤師(薬剤部兼任)    
今井 正太郎 理学療法士(リハビリテーション部兼任)    
舛田  梓 医療ソーシャルワーカー(地域医療連携部兼任)    

関連スタッフ

氏名 役職・職位 専門分野 認定医・専門医等
高林 克日己 グランドフェロー リウマチ学、高齢社会医学 日本内科学会指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本リウマチ学会指導医
日本リウマチ財団登録医
日本呼吸器学会指導医
日本呼吸器学会専門医