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診療科・部門

アレルギー・膠原病内科

診療体制

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中島 裕史 科長(教授)

科学的視点に立ちつつも心が通う、総合的な内科診療を心がけています

免疫系は、リンパ球などの免疫細胞が細菌やウイルスから体を防御するシステムです。しかし、アレルギー疾患では普通は反応しないハウスダストなどの微量な無害の外来抗原(アレルゲンと呼びます)に対して、免疫系が過剰に反応してしまいます。自己免疫疾患もやはり普通は反応しない自分自身の細胞成分(自己抗原と呼びます)に対して、免疫系が過剰に反応して病気が起こります。
アレルギー・膠原病内科では、気管支喘息などのアレルギー疾患、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチなどの膠原病・自己免疫疾患の患者さんを診療しています。

  • 外来診療:月曜日から金曜日に、新患予約制、4~5診体制にて、総合内科専門医、アレルギー専門医、リウマチ専門医の資格をもつ医師を中心にアレルギー疾患、自己免疫疾患等の診療にあたっています。
  • 入院診療:研修医と指導医による主治医制にて、毎週のカンファレンスで診療方針を決定しています。多岐にわたる臓器障害を詳細に評価し、総合的な診療を行っています。

主な対象疾患と診療内容

世界に誇る“千葉大の免疫”の内科診療部門として、免疫学を基盤とした論理的な診療と基礎医学と臨床医学を統融合した研究を行っています。

主な対象疾患 内容
アレルギー疾患 気管支喘息、食物アレルギー(成人)、アナフィラキシー、薬剤アレルギー、血清病、過敏性肺炎、蕁麻疹、好酸球性血管浮腫、好酸球性胃腸炎などのアレルギー疾患の診断と治療を行なっています。その他、好酸球増多症の鑑別診断を行っています。
膠原病・膠原病類縁疾患 関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、抗リン脂質抗体症候群、強皮症、混合性結合組織病、多発性筋炎/皮膚筋炎、血管炎症候群、高安動脈炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病、成人型スティル病、リウマチ性多発筋痛症、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、痛風、再発性多発性軟骨炎、反応性関節炎、ヘノッホ・シェ-ンライン紫斑病、IgG4関連疾患などの膠原病・膠原病類縁疾患の診断と治療を行なっています。その他、不明熱の鑑別診断を行っています。

診療・研究内容

分野 内容(アレルギー・臨床免疫学)
喘息・アレルギー診療 詳細な問診、特異的IgE検査、皮膚テスト、誘発テスト等により、原因アレルゲンを同定し、アレルゲン除去の指導を行っています。喘息に対してはピークフロー測定によるきめ細やかな管理と診療ガイドラインに沿った吸入ステロイドを中心とした治療を行っています。難治性喘息に対しては分子標的薬治療も積極的に導入しています。食物アレルギー、アナフィラキシー、好酸球増多性疾患の診療にも多くの経験を有しています。
膠原病・リウマチ診療 外来通院中の膠原病・リウマチ患者は1,500人を超えます。ステロイド薬、免疫抑制薬、免疫吸着・血漿交換療法等による集学的な治療とともに合併症の予防を重視します。膠原病に伴う間質性肺炎、中枢神経病変などの早期診断とその治療に多くの経験を有しています。関節リウマチに対しては、抗リウマチ薬に加え、分子標的薬を用いた治療を積極的に導入し、寛解を目指した治療を実践しています。関節エコーを用いた関節評価に関しては、国内トップレベルの実績を有しています。治験・自主臨床試験にも積極的に参加し、難治病態の新規治療法の開発を行っています。
臨床研究 気管支喘息の難治化機構の解明、関節リウマチ治療の最適化に関する研究、ANCA関連血管炎の寛解導入法の確立等の臨床研究を行っています。
基礎研究 難治性喘息の病態の解明、自己免疫性筋炎の病態の解明、関節リウマチに対する生物学的製剤の作用機序の解明、T細胞の分化機構の解明等、最先端の基礎研究を行っています。

研究内容の詳細は、千葉大学大学院医学研究院の講座ホームページをご確認ください。

千葉大学大学院 医学研究院アレルギー・臨床免疫学ホームページへ新しいウィンドウで開きます

実績(クリニカルインディケーター)