医療の未来を見据えて力を結集

山本修一
千葉大学関連病院会議会長
千葉大学医学部附属病院長
山本 修一

2015年7月、93の医療機関が一堂に会し、千葉大学関連病院会議がスタートいたしました。

現在、わが国の医療は大きな岐路を迎えており、高齢化社会や医療安全、病院経営などの問題が山積しています。
なかでも、医療人の育成は喫緊の課題です。学生臨床実習、初期臨床研修、専門研修の充実を図ることは、一つひとつの病院の継続・発展に関わることのみならず、日本の医療の未来を左右します。
こうした課題は、一つの医療機関の努力で解決できる問題ではなく、関連する医療機関が既存の地域を越えた枠組みでしっかりと連携を強めていくことが重要になります。その結果として、相互の医療レベルが向上し、これまで以上に質の高い医療を患者さんに提供できるようになると考えています。

このために、これまでの千葉県内の一部の医療機関による「千葉県研修協力関連病院長連絡会議」を発展的に改組し、千葉県のみならず、幅広い地域からの参加を仰ぎ、教育指導体制や診療提供の確保などを議論するために、新たに「千葉大学関連病院会議」を発足いたしました。

千葉大学関連病院会議はスタートしたばかりですが、医療の未来を見据え、会議の趣旨に賛同いただいた多くの医療機関の力を結集し、連携の強化と医療人の育成の課題への着実な取り組みを進めてまいります。

2015年7月