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放射線部(桝田 喜正)

千葉大学病院ニュース24号(2011年1月) 掲載PDF(PDF形式、1,985KB)

放射線における新しい検査と
治療技術の開発が夢

放射線部 診療放射線技師長
桝田 喜正(ますだ よしただ)
プロフィール
昭和39年1月、千葉市出身。幼稚園から大学院まで学校はすべて千葉市内、診療放射線技師として千葉大学医学部附属病院に勤務。妻と娘(高1)とトイプードル(12歳)の3人プラス"ワン"家族。
最近の信条は「夢は自分で実現する現実のもの」、ずっと思い続けていれば、いずれ道は開けてくる。趣味はユーザー歴20年のMacと庭いじり。
平成22年12月1日、診療放射線技師長に就任。

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診療放射線技師の仕事はいまや多種多様

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診療放射線技師の仕事というと、一般の方は肺や乳腺のレントゲン撮影、あるいは胃のバリウム検査などを想像されるのではないでしょうか。しかし、それはほんの一部でしかなく、私たちの仕事は想像できないほど多種多様で、高度な知識と技術が必要とされています。千葉大病院で行われている検査、治療だけでもX線CT検査から血管造影検査、MRI検査、核医学検査、放射線治療、画像情報処理管理などと細分化されています。また、それだけでなく、検査の装置は7~8年のサイクルで機械が入れ替わるため、他の医療の現場も同様ですが、常に新しい知識を吸収していかなければなりません。ちなみに平成22年にMRI検査や核医学検査、放射線治療における最新鋭の装置が導入され、すでに稼働しています。なかでも放射線治療の装置は、今まで以上に多方向からの照射が可能になったことから正常な組織を守りながら、より高精度で細やかな治療が可能となりました。

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私たち診療放射線技師は、放射線や画像診断装置を取り扱うプロ集団です。患者さんに対して安全に放射線を照射するという義務があり、高いプロ意識を持って仕事をしています。また千葉大病院の診療放射線技師は常に勉強する意欲を持ち、各種の専門資格取得や学会発表なども積極的に行っています。

週末の庭いじりで気持ちをリセット

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現在の仕事に就くきっかけとなったのは、高校時代、看護師を目指す現在の妻に出会ったからです。彼女に触発され、同じ医療の道を模索していたのですが、工学や機械が好きな自分の資質を考え、診療放射線技師という仕事を選びました。

診療放射線技師歴25年のうち約20年間、MRI検査の現場で働いてきましたが、もっと深い知識を得たいと平成22年9月までの3年間、社会人大学院生として、医工学の研究を行っている千葉大学のフロンティアメ ディカル工学研究開発センターに通っていました。日中は診療放射線技師として働き、夜は論文や研究と忙しい毎日でしたが、とにかく楽しかった。この院生時代にコンピュータで4DのMRIをプログラミングすることに成功して、千葉大学から「優秀発明賞」をいただきました。この経験を活かし、放射線部とフロンティアメディカル工学研究開発センターとの連携を強化して、新しい検査、治療技術の開発を行っていきたいというのが目下の夢です。

診療放射線技師は天職ですが、やはり仕事中は緊張の連続。週末はなるべく仕事のことは忘れるようにして、のんびりと庭いじりをしています。小さなスペースですが季節の野菜を作ったり、大好きなバラの手入れをしたりと、土や草木に触れてリフレッシュ。気持ちをリセットすることが、仕事を充実させるコツかもしれませんね。