センター紹介

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センター紹介

 ・再生医療の開発・実践拠点

 「再生医療」とは人のからだから取り出した細胞を用いて行う新しい治療法であり、従来の医療では治療が困難であった難病に対する有効な治療法として注目されています。未来開拓センターは、千葉大学医学部における再生医療の開発を支援するために、2008年5月に附属病院ひがし棟1階にオープンしました。現在は、免疫細胞を用いた癌治療法と、治療遺伝子を導入した脂肪細胞を用いた酵素補充療法の治験を進めています。また、すでに行われた臨床研究から得られたデータ解析を基に、治療法をさらに発展させる基礎研究にも力を入れています。

 当センターでは「推進部門」「製造部門」「品質部門」「管理部門」が置かれ、再生医療の研究開発から臨床応用まで、一元的かつ迅速に進められる体制が整っています。施設には高レベルで無菌状態を保ち治療細胞を培養する「細胞調製室」が整えられており、さらに、加工された治療細胞の高度な解析を可能とする最先端の設備が備えられています。高い品質の治療細胞を安心して人体へ投与するために、施設の運用は国が定めるGMPと呼ばれる遵守事項に準拠して行われています。

 当センターでは、本学の理学、薬学、工学をはじめ、学外の研究所や製薬メーカーとの連携を強める方針で、これにより千葉大学医学部の進める再生医療の研究開発は、一層の進展が期待されます。

 

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