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ぜんそく

いのはなハーモニー48号(2017年1月) 掲載PDF(PDF形式 2,088KB)

呼吸の音が「ゼーゼー」して
息苦しい…これってぜんそく?

患者さんのためのQ&A

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アレルギー・膠原病内科
教授(科長)中島 裕史

はい、ぜんそくの可能性があります。ぜんそくは、ゼーゼーヒューヒューと笛が鳴るような呼吸音が特徴で、夜中や明け方に症状が強くなることが多く、日中は症状がない場合もあります。

最近の研究でわかったこと

ぜんそく患者さんの気道には、常に炎症が起こっていて、少しの刺激でも気道が収縮して息苦しくなることが最近の研究でわかりました。
ぜんそくになりやすい人は、健康な人よりも気道に存在する「炎症を起こす細胞」が多く、ダニやハウスダストなどのアレルギー原因物質が少量体内に入るだけで、その細胞を刺激し、気道に炎症が起きて、ぜんそく症状が引き起こされてしまいます。

治療せずに炎症を放置すると…

長い間未治療のまま炎症を放置すると、次第に気道の組織がこわれてしまい、健康な状態に戻すのが難しくなってしまいます。ぜんそくかな?と思ったら、きちんと病院で検査と治療を受けましょう。

千葉大学が新しい治療法を開発中

昨年9月、千葉大学医学研究院の中山俊憲教授(免疫学)のチームは、ぜんそくなど重いアレルギー疾患の発症の鍵となるたんぱく質を世界で初めて発見し、発症の仕組みを解明しました。根本的な治療に期待が高まる中、実用化に向けて企業との共同研究を進めているところです。