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二日酔い

いのはなハーモニー47号(2016年10月) 掲載PDF(PDF形式 1,976KB)

二日酔いは予防できますか?
改善策も教えてください。

患者さんのためのQ&A

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マススペクトロメトリー
検査診断学・遺伝子診療部
特任教授 野村 文夫

頭がガンガン、吐き気や眠気も・・・お酒を飲んだ翌朝、血中アルコール濃度が低くなった状態でもそんな症状が現れてしまうのが「二日酔い」です。徐々に回復しますが、無理に出勤しても仕事の能率が悪く、社会的な損失も少なくないのでは?お酒は飲みたいけど、二日酔いはイヤ・・・という人に、ぜひ心がけていただきたいことがあります。

まず、「空腹で飲まない」「ゆっくり飲む」

ポイントは空腹時の飲酒を避け、ゆっくり飲むことです。日本酒1合、ビール500mlのアルコールを処理するためには、体重60Kgの人の肝臓で3時間以上かかります。飲む前に何か食べて、栄養分や水分をとりながら、ゆっくり飲みましょう。

濃いお酒は「薄めて飲む」

濃いお酒は薄めて飲むようにしましょう。また、お酒には、アルコール以外に、お酒を作る間に生成されるメタノールなど有害な成分がわずかに含まれています。実は、これも二日酔いの原因になります。バーボンやブランデーなど色の濃い蒸留酒に多く含まれています。市販のサプリや薬も多数ありますが、決定的なものはなく、「飲み過ぎない」ことに尽きます。

二日酔いでサウナは禁物・・・

水分補給や休養、そして低血糖などを改善するためにカロリー補給も大切です。迎え酒は厳禁、サウナ入浴も避けたほうがよいでしょう。タバコは一服でも悪影響を与えますが、少量のアルコールは動脈硬化性疾患の死亡率を下げるなどの効果が知られています。節度ある適度な飲酒を心がけてください。