印刷専用ページへ

ストレス

いのはなハーモニー45号(2016年4月) 掲載PDF(PDF形式 2,505KB)

ストレスはからだにどんな影響を与えますか?

患者さんのためのQ&A

イラスト

写真
精神神経科 医師
木村 敦史

ストレスは、適度な量と強さであれば、生活に張りを与えてくれるもので、ストレスが全くない状態というのも健康に良くないとされています。ただ残念ながら、現代社会はストレス過多になりがちであり、強いストレスに長い間さらされていると、胃潰瘍や心筋梗塞、うつ病といった病気にかかりやすくなります。

死別、病気、失業・・・結婚も!?

過去のアメリカの研究において、人に最も強いストレスを与える日常生活上の出来事は、配偶者との死別である、という結果が出ています。他に強いストレスを与えるものとしては、離婚や家族の死、自身の怪我や病気、失業、定年退職といったものがありますので、これらの出来事が重なった場合は注意が必要です。意外かもしれませんが、結婚も比較的強いストレスを与えるものとして挙げられています。

対処法は睡眠と「自分のためだけの時間」

ストレスがたまってくると、イライラしやすくなったり、ささいなことにこだわりやすくなったり、ものの見方や考え方が狭まって、極端な考え方をしてしまいやすくなります。ストレスに負けないために、まずは十分な睡眠時間の確保が必要です。必要な睡眠時間は個人差がありますが、理想的には夜12時前に寝て6~7時間程度とされ、年齢とともに短くなっていきます。次に、忙しい中でも意識して「自分のためだけの時間」を作るようにして、気分転換をすることが大事です。