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ぎっくり腰

いのはなハーモニー41号(2015年4月) 掲載PDF(PDF形式、1,701KB)

どうしてぎっくり腰になるのですか?

患者さんのためのQ&A

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整形外科 医師 藤本和輝

ぎっくり腰は、急性腰痛症の俗称で、重いものを持ち上げたり、腰をひねったりするなど急な腰への負担がきっかけとなって発症します。ときに身体を動かすこともできなくなるほどの強い痛みが特徴で、欧米では“魔女の一撃”と呼ばれています。
患者さんの多くは40~50歳代ですが、20~30歳の若年層もぎっくり腰になることはあります。力仕事など、日頃から腰に負担がかかる仕事をしている人はもちろんですが、デスクワークをしている人でも発症することがあり、普通に生活していくうえでは避けられない日常的な病気です。
なぜ起こるのか、どのようにして痛みが出るのかということについては、いまだに十分にわかっていません。現状では、腰を構成している人体のパーツ、例えば椎間板や筋肉、靭帯、骨と骨との関節などにちょっとした亀裂や破綻が起こった状態と考えられています。

ぎっくり腰になったら
何も治療しなくても一週間程度で治ることがほとんどですが、痛みが強いときは湿布を貼ったり、消炎鎮痛剤を内服したり、腰椎サポーターで腰の負担を減らすことが大事です。
こんなときは要注意
発熱や、痛みがだんだん強くなったり、横になってもとれない場合や、何度もくり返すようなら、くわしい検査や定期的な治療が必要な腰痛かもしれません。がんなどの重大な病気も疑われますので、お早めに整形外科を受診してください。