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冷えのぼせ対策

いのはなハーモニー40号(2015年1月) 掲載PDF(PDF形式、2,028KB)

足は冷え、顔はほてります。どうしたらいいですか。

患者さんのためのQ&A

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和漢診療科 医師 木俣有美子

下半身は冷えているのに上半身はのぼせていて熱感がある状態のことを「冷えのぼせ」といいます。漢方医学的には、「気」の流れが逆行する「気逆」といわれる状態の時に出やすいとされています。特に、更年期の女性などに起こりやすい症状です。

“香り”の強い食材が効果的
対処法としては、冷えているからといって、単純に体を温めればいいというわけではありません。体を強く温める食材を摂取しがちですが、香辛料(唐辛子、山椒など)の使い過ぎが悪化につながることもあります。良いとされている食材は、気の巡りを良くする香りの強い食材、大葉、ゆず、シナモンなどです。また、「冷えのぼせ」はストレスが強いと悪化しやすいため、就眠時間を早めるなど生活習慣を見直し、ゆっくりとしたリズムに変えることも有効です。また、過度な運動は不要ですが、適度に体を動かすのは効果的です。
気逆状態での他の症状
気逆があると、「冷えのぼせ」のほかに、発作性の頭痛や腹痛、動悸、イライラや焦燥感などの症状が出やすくなります。
気逆に対して、生薬では桂皮と甘草の組み合わせがよく用いられます。また、更年期症状の場合にはホルモン剤などでの治療もよく行われています。症状にお悩みの方は、かかりつけ医、専門医などにご相談ください。