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老眼対策

千葉大学病院ニュース36号(2014年01月) 掲載PDF(PDF形式、2,852KB)

生活スタイルにあった距離のメガネを

老眼

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「老眼」とは、加齢によってピントの調節力が弱くなった状態をいいます。老眼は、どんな人にも起こり、早い人では40歳前後から何らかの変化を感じるようになります。今までより少し距離を離す方が読みやすい、小さな字が読みにくいという自覚だけでなく、眼精疲労のような症状が、老眼の始まりであることも少なくありません。加齢を認めたくない意識が働き、つい我慢して対応が遅くなりがちですが、早めの対策がおすすめです。
老眼対策の第一選択はメガネです。メガネには慣れが必要なので、老眼が進んでから初めて使うと、慣れるまでに余計に時間がかかります。度数の弱いレンズのうちから慣れた方が楽です。
遠近両用メガネは、レンズに境目が無く度数が連続的に変化する累進レンズを使ったものが主流で、一見しただけではそれが老眼鏡と分かりません。レンズ選びで注意したいのは、すべてがクッキリ見えるものはないということです。自分の生活スタイルで重点的に見たい距離を検討し、遠近だけでなく中近など、必要なら複数を使い分けるのが理想です。初心者はファッション性を優先するよりも、レンズの縦幅が3cm以上のものを選択するのがよいでしょう。

(眼科 講師 佐藤栄寿)