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花粉症は早めの対策を

千葉大学病院ニュース32号(2013年01月) 掲載PDF(PDF形式、3,033KB)

気になる人は、早めの対策を

花粉症

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間もなくスギ花粉症のシーズン がやってきます。昨年のスギ花粉飛散は少なかったのですが、今年は平年より多く飛散すると予想されています。もちろんスギ花粉症は死に至るような疾患ではありませんが、日常生活における支障は非常に大きなものがあり、睡眠障害を引き起こし学業や精神発達面への影響も指摘されています。
自然改善は、中高年者を除くと少数です。花粉症の対策は、花粉を出来るだけ浴びないこと、家の中に花粉を持ちこまない等の自己管理が基本ですが、最近の千葉大学での研究で、一旦花粉を浴びてしまうとたとえ花粉が周りになくても強い症状が翌日まで続くことが明らかになっています。
花粉症では、適切な治療を受けることが必要です。ポイントは症状の軽い早期から治療を開始すること。ただ、薬でかえって眠気などの副作用が生じてしまうことがあります。薬にもいろいろな特徴がありますので、例年症状が強い方はきちんと医師と相談することが大切ですね。

(耳鼻咽喉・頭頸部外科 教授 岡本美孝)

千葉大学病院ニュース24号(2011年1月) 掲載PDF(PDF形式、1,985KB)

今年のスギ花粉症対策

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今年(2011年)はスギ花粉の飛散量が多いことが危惧されています。スギの花粉を作る雄花は夏に成長しますが、昨夏の猛暑が雄花の成長に適した環境であったこと、昨年のスギ花粉飛散量が少なかったことも雄花の成長を助長したと考えられています。千葉ではスギ花粉飛散量は平年より多く、一方飛散開始は、11月の気温が高く、冬眠に入るのが遅れたため2月中旬とやや遅く、その分飛散開始後短期間で飛散ピークがみられるのではと考えられます。しかし、今後の天候により大きく変わる可能性もあります。もちろん、花粉の飛散量が前年の3倍になれば、症状が3倍に強くなるとは限りませんが、花粉の飛散量が増えると症状が強く現れることが多く、新たに発症する患者さんが増えることも確認されています。特に、毎年花粉症に苦しんでいる方は、症状が非常に軽い時から治療を開始して、重症化して鼻の粘膜の過敏性が亢進してしまうのを防ぐ必要があります。発症の経験が無い方もくしゃみ・鼻水や目のかゆみが続くときは花粉症を疑って早期に診察を受けましょう。

(耳鼻咽喉・頭頸部外科 教授 岡本美孝)