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受診が必要な腰痛とは?

千葉大学病院ニュース29号(2012年04月)掲載PDF(PDF形式、3,130KB)

受診が必要な腰痛とは?

腰痛

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腰痛は内臓や血管の病気、婦人科や泌尿器科の病気でも起こることがありますが、ほとんどは腰椎(腰骨)とその周りが原因となって生じます。人が立っているときには、腰には体重の1・4倍の力がかかるとされており、前かがみで物を持てば、さらに大きな力がかかります。
病院で治療する腰痛には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などがありますが、大多数の腰痛は長年にわたり、腰椎が負荷にさらされ、しなやかさが失われることから生じるもので、心配のないものです。心配のない腰痛の特徴としては、腰痛のみのもの、叩くと気持ちがよいもの、安静にするだけで軽くなるもの、全身に他の病気がないものなどがあげられます。
1~2週しても痛みがよくならない場合や、坐骨神経痛(脚の後ろの痛みやしびれ)がある場合には、整形外科を受診して下さい。正確な診断により、心配ないことが分かれば、できるだけ活動性を上げるように治療していくことになります。同じ姿勢を長くとらない、腰を冷やさないなどの日常生活の注意、ストレッチ、水中歩行などの運動療法や、適切な薬の使用などにより、腰痛の軽減をはかっていきます。

(整形外科 教授 高橋和久)