
リンパ浮腫外来のご案内
毎週水曜日午後
担当医: 秋田 新介
2010年8月の休診日 25日(水)
その他、学会などで休診の場合がございます。あらかじめお問い合わせのうえご来院ください。
リンパ浮腫
①リンパ浮腫とは
リンパ浮腫は手足がむくむ病気の一つです。乳がん、子宮がん、卵巣がん、悪性黒色腫などの治療のあとに、リンパ液の流れが悪くなることによって発生します。また、生まれつきの病気や、原因がはっきりとわからないでリンパ浮腫を生じる方もいらっしゃいます。
症状は手足が太くなるだけでなく、だるさや熱感を感じることが多く、蜂窩織炎という感染を起こしてしまうこともあります。症状が出現する時期には個人差があり、がんの治療後すぐに発症する方もいますが、何年も経ってから発症する方もいます。
「放っておいても命にかかわることがない。」「リンパ浮腫は治らない。」と治療されていない方もいらっしゃいますが、現在では様々な治療方法がなされ、それらをうまく組み合わせることによってとても症状が改善する方がたくさんいらっしゃいます。
②リンパ浮腫の治療
当科では近年形成外科領域で発達してきた超微小外科の技術を用いた、比較的新しい治療方法を行っています。まず、局所麻酔または全身麻酔後、皮膚に2cm程度の小切開を加えます。顕微鏡下に直径0.5mm前後のリンパ管と皮下静脈を吻合し、リンパ液の通り道(バイパス)を作成してあげます。この手術をリンパ管細静脈吻合術と呼び、四肢のリンパ浮腫だけでなく、足のつけねや骨盤内のリンパのう胞の患者さんの治療にも応用しています。
治療例で示した症例では、術後、足だけでなく、骨盤内のリンパのう胞も改善しました。
③あらかじめご理解いただきたい点
リンパ浮腫に対する保存療法は有効であり、当科で手術を行った患者さんも補助療法として圧迫治療なるべく続けていただいています。
また、リンパ浮腫の程度により得られる効果には差があり、全例確実に改善するとは言えませんが、太さが細くなるだけでなく、だるさなどの自覚症状の改善や、蜂窩織炎が起こりにくくなるなどの治療効果も期待できます。
もし、一人でお悩みになっている方がいらっしゃいましたら、当科専門外来に相談だけでもいらしていただければと思います。

患者さんのご了解を得て掲載しています

