「定位脳手術」と呼ばれる手術法で脳の中心付近に直径1ミリ程度の細くて柔らかい電極を挿入します。脳外科の手術の中では比較的侵襲が少ない手術で、大部分は局所麻酔によって行います。刺激の効果を患者さんと確認しながら手術をすすめますが、痛みはありません。
パーキンソン病で刺激を行う視床下核は、直径5mm程度の脳深部の構造物で、この小さな部位に正確に電極を留置します。
実際には、最初に定位脳手術装置を頭部に装着してMRIを撮影します。その画像をもとに脳内の目標点の位置を1mm以下の単位で正確に測定します。その後、手術室へ行き局所麻酔を行って前頭部に4cm程の皮膚切開を行い、ドリルで頭蓋骨に小さな穴をあけて目標部位に刺激電極を挿入します。目標部位を確認するために脳の電気活動を記録し、電極を留置したら試験刺激を行って効果の確認と刺激による副作用がないことを確認します。電極を固定して一時創を閉じて定位脳手術装置をはずします。
その後、体外の刺激装置に電極を接続し、約1週間かけて試験刺激を行います。試験刺激後、全身麻酔をかけて刺激装置および連結ワイヤーを埋め込みます。
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